🛢️ 製油所の決断 ─ 共通費用と撤退判断の罠

原油1バレルから6製品が同時にできる「連産品」の世界。配賦方法を変えると同じビジネスでも見え方が変わる。赤字製品を撤退すると全体損益が下がる。共通費用の本質を3分で体感する。

🏭 石油精製の仕組み(連産品)

原油タンクから加熱蒸留で各温度帯ごとに製品が分かれて出る。1つの精製プロセスから6製品が同時に発生するため、精製コストは「みんなで使う共通費用」になる。

🍳 LPガス
〜30℃
コンロ・タクシー
🚗 ガソリン・ナフサ
30〜180℃
自動車・タイヤ
✈️ 灯油・ジェット燃料
180〜250℃
暖房・航空機
🚛 軽油
250〜320℃
トラック・バス
🏭 重油
350℃以上
発電所・工場
🛣️ 残油・アスファルト
沸騰しない
道路舗装
🔥 原油タンク(加熱)

① 原油価格

$80 / バレル
$50(暴落) $80(平均) $150(高騰)

② 共通費用(精製コスト)の配賦方法

精製設備で1バレル原油を5製品に分解する → 精製コスト $40/バレル は共通費用
これを各製品にどう配分するか、3つの方法で見比べる。

③ 製品別損益(1,000バレル原油あたり)

製品 歩留り 売価 売上 配賦された
共通費用
純利益 販売

📊 全社損益(1,000バレル原油あたり)

配賦方法を切り替えてみよう。同じビジネスでも各製品の「儲かり度合い」の見え方が変わる。

🎯 撤退判断シミュレーター

赤字に見える製品の販売を停止すると、全体損益はどう動く?
表の右端「販売」ボタンで切り替えてみて。

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